日本の革靴ブランドの雄「リーガル」。
日本初の製靴企業として1902年に創業以来、学生からサラリーマンまで多くの人の足元を支えてきました。
そんなリーガルはアメリカのブラウン社と技術提携をしていた歴史もあり、アメリカンスタイルの革靴が得意です。
「2235」と「2589」はリーガルを代表するウイングチップシューズのため、比較されることの多い靴です。
今記事ではリーガルのロングセラー商品である「2235」と「2589」を徹底比較していきたいと思います。
リーガル「2235」と「2589」を3つの項目で比較
今記事では「2235」と「2589」をデザイン・素材・コストパフォーマンスという3点から比較しています。
デザイン
まずはデザインの観点から「2235」と「2589」を比較をします。
【2235】
出典:リーガルHP
ラスト(木型)は丸みを帯びたラウンドゥ(つま先が丸い形)。
靴底はコバが張り出した360度グッドイヤー製法に重厚なダブルソール。
カラーはブラックとブラウンの展開があり、ブラウンが定番色。
【2589】
出典:リーガルHP
恐らくラスト(木型)も同様のものが使われている。
靴底も「2235」同様のダブルソールの仕様。
カラーもブラック、ブラウンに二色展開だが、「2589」のブラウンは濃い色でビジネス使いしやすい色。
素材
続いて素材の違いについて比較を行います。
【2235】
出典:リーガルHP
グレインレザーは武骨な表情と、傷に強いことが魅力。
古き良きアメリカンスタイルを継承している。
他にもグレインレザーのロングウイングチップと言うと、フローシャイムの「KENMOOR(ケンムール)」が有名。
靴底はドレッシーなレザーソール。
【2589】
出典:アマゾンHP
靴底も機能性重視のラバーソール。
「2235」との1番大きな違いは、アッパーと靴底の違い。
コストパフォーマンス
価格の違いについて比較を行います。
【2235】
出典:リーガルHP
参考まで同価格帯ブランドのスコッチグレインのウイングチップ(アッパーはスエード)「5395DBR」は35,200円(税込)。
ジャランスリワヤのウイングチップシューズ
【2589】
出典:リーガルHP
グッドイヤーウエルテッド製法で3万円を下回るのは非常にコストパフォーマンスが高い。
スコッチグレインにもジャランスリワヤにも定価で3万円を切る定番商品はない。(セールやアウトレット商品ではある。)
コストパフォーマンスの点では「2589」に軍配が上がる。
【2235】・【2589】をおすすめするのはこんな人
2235と2589をおすすめできる人についてそれぞれ解説していきます。
どちらが自分に合っているか分からない方は参考にしてみて下さい。
【2235】をおすすめするのはこんな人
2235をおすすめする人は以下になります。
・本格靴が好きな人
・経年変化が好きな人
・靴磨きが好きな人
上から順番に解説していきます。
本格靴が好きな人
「2235」はロングウイングチップにグレインレザー、重厚なダブルソールとアメリカ靴の王道のデザインです。
革靴が好きで、アメリカントラディショナルなファッションが好きな人には、触手が動く名作です。
服を選ぶときに、ブランドの歴史や商品のエピソードは気になる人は「2235」がおすすめです。
経年変化が好きな人
私が約5年履いている「2235」です。
無色のクリームでケアをしてきたので、新品のときよりも色が抜けています。
結構綺麗なエイジングではないでしょうか?
頑丈な作りでまだ修理には出していません。
ケアをしながら10年は履けると思っています。
靴磨きが好きな人
靴磨きが好きな人も、より経年変化が楽しめる「2235」が良いです。
月に1度ほどのケアで、自然な光沢を保ってくれます。
趣味がないという方も、ケアの道具を全部揃えても1万円以下で済みますし、無心になれる時間を持てるのでおすすめです。
【2589】をおすすめするのはこんな人
2589をおすすめできる人は以下になります。
・ビジネスシューズとして使用を考えている人
・ガシガシ履きたい人
上から順番に解説していきます。
ビジネスシューズとして使用を考えている人
実用性抜群の「2589」はビジネスユースにぴったりです。
雨にも強いので、出張にも最適です。
ブラウンカラーもビジネス使いしやすい濃い色合いなのも◎。
ガシガシ履きたい人
革靴をローテーションするほど持っておらず、休日もガシガシ履きたい人は「2589」が良いです。
ケアの道具が揃っていない、または定期的な靴磨きは難しいという人も「2589」の方が合っています。
日々のお手入れはブラッシングだけで済みます。
またガラスシューズについて経年変化を楽しめないと心配する意見も多いですが、ガラスシューズも独特の経年変化を楽しむことができます。
番外編:「2235」と「2589」の良いとこどりをした靴
出典:リーガルHP
ここまで「2235」と「2589」を徹底比較してきましたが、実は両者の良いとこどりをしたモデルがあるんです。
モデル名は「2585」で、アッパーはグレインレザーでありながら、雨にも使えるラバーソールの仕様のモデル。
価格も「2589」と同じ27,500円(税込)です。(23年2月時の定価は税込28,600円)
カラーはブラックの1色展開。
「2235」は欲しいけど3万円以上は高いという人や、アッパーはスムースレザーの方が良いという人におすすめ。
リーガルを安く購入する方法
リーガルを安く購入する方法について、おすすめなのはアウトレットかネット購入です。
特におすすめのアウトレット店舗などの情報をお伝えします。
アウトレット
リーガルをアウトレットで安く購入したいなら、東京駅の八重洲口から近い「ファクトリ−ストア 八重洲店」が良いです。
というのも、リーガルは各地のアウトレットモールに出店をしていますが、アウトレット専用の商品が多くなかなか掘り出しものに出会うことは難しいです。
「ファクトリ−ストア 八重洲店」は純粋なアウトレット店舗で、「2235」のような高価格帯の商品もアウトレット価格で購入することができます。
私が「2235」を購入したのも、「ファクトリ−ストア 八重洲店」で定価よりも1万円以上安く購入することができました。
アウトレット店なので、行った日に欲しい商品があるとは限らないため、ちょくちょく寄ってみると、掘り出しものに出会える可能性があります。
リーガルファクトリ−ストア 八重洲店:〒 103-0027 中央区日本橋3-1-4画廊ビル1・2F
営業時間 11:00-20:00 定休日 12/31〜1/3及び不定休
ネット購入
リーガルのマイサイズが分かっている人は、ネット購入もおすすめです。
コンディションの良い商品を、アウトレットと同じ位の価格で購入することができます。
リーガルを安く購入するならアマゾン・楽天がおすすめです。
時期によって価格が変わることもあるので、チェックしてみましょう。
まとめ
・本格革靴が欲しい人は「2235」がおすすめ
・ビジネスユースの人は「2589」が実用性が高くおすすめ
・「2585」は「2235」と「2589」を良いとこどりをした靴
・リーガルを安く購入したいならファクトリ−ストア 八重洲店が良い
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