【リーガル】ストレートチップ25ARのメリット・デメリットと315Rとの違いまとめ

ストレートチップは革靴の中では最もフォーマルなデザインで、冠婚葬祭に欠かせない靴とされています。

普段仕事で革靴を履かない人も一足は持っておきたい靴です。

日本の革靴ブランドの雄、リーガルでも様々なストレートチップを展開していますが、今回は25ARに焦点を当てて解説を行っていきます。

今記事を読むことで25ARのメリットとデメリットや口コミ評価まとめ、比較されることの多い315Rとの違いについて分かるようになりますので、ぜひ最後まで見てみてください。

ストレートチップ25ARの概要

[リーガル] 25AR BE ブラック フォーマル ストレートチップ ビジネスシューズ

出典:アマゾンHP

出典:アマゾンHP

【商品詳細】
モデル名:25AR

アッパー:ガラス革、スクラッチタフレザー(つま先、踵部)

ソール :ラバーソール

製法  :グッドイヤーウェルト製法

カラー :ブラックのみ

定価  :33,000円(税込)

シルエットとしてはノングノーズで、つま先の形はチゼルトゥの、スタイリッシュさが際立つストレートチップです。

ソールも高級な革底で採用される、半カラス仕上げに見立てた形状でラバーが貼られており、ドレッシーに仕上げることを意識されています。

そして、アッパーには雨や汚れに強いガラスレザーと、傷に対して復元力を持つスクラッチタフレザーが採用されており、実用性も意識されています。

またクッションインソールと、ヒールスポンジを搭載していることで、クッション性が高く、足あたりが柔らかくなるようにしています。

リーガルの公式HPを見る

25ARのメリット

まずは25ARの魅力についてご紹介します。

25ARのメリットについては以下の3つです。

・エレガントなデザイン

・雨や傷に強いタフネスさ

・グッドイヤーウェルト製法を採用

上から順番に解説していきます。

エレガントなデザイン

ストレートチップ(スクラッチタフレザー)

出典:リーガルHP

25ARの概要でも触れたように、25ARは細身のロングノーズで、つま先もチゼルトゥとスタイリッシュさが意識されているストレートチップシューズです。

チゼルトゥとは、つま先の膨らみを鋭角的に切り落としたような形をしているトゥ(つま先の形)のことで、靴を美しく見せるために編み出されました。

また、ヒールの高さも通常のものよりも約5mm高くした、ハイリフト仕様でエレガントな印象を与えます。

雨や傷に強いタフネスさ

出典:リーガルHP

25ARのアッパーには、水が染み込みづらいガラス革が採用されています。

冠婚葬祭は悪天候だからといって延期にはなりませんから、雨の日も履けることは嬉しいですね。

 

そして、25ARの最大の特徴である「スクラッチタフレザー」は、革靴の傷がつきやすいつま先とかかと部に配されています

スクラッチタフレザーとは、レザーに軟質樹脂を配合した塗装をすることで、日常での引っかきキズ程度なら、時間とともに元の状態に近い程度に復元する機能を持つ皮革のことです。

最小のケアで、ツヤやレザーのコンディションを良好な状態に保てるよう考え抜かれており、忙しいビジネスマンにとって便利な現代的な機能シューズとなっています。

グッドイヤーウェルト製法を採用

革靴】グッドイヤー・ウェルト製法のサイズの選び方 | 俺のTailor(俺のテイラー)

出典:https://oreno-tailor.com/goodyearweltsize/

グッドイヤーウェルト製法は、高級靴に採用されることが多い手間の掛かる製法です。

実際リーガルでグレードの高いシューズの多くは、グッドイヤーウェルト製法が採用されています。

グッドイヤーウェルト製法は、履き始めは硬いですが、履いていく内に底材のコルクが、自分の足形に沿って沈み込みフィット感が高まるメリットがあります。

また、靴底の張り替えも可能なので、アッパーの状態が良ければ修理をしながら10年以上愛用していくことが可能な製法です。

25ARのデメリット

逆に25ARのデメリットについては以下になります。

・ガラス革は長年使うことは難しい

・現在はショートノーズで、丸みのあるシルエットが主流

上から順番に解説していきます。

ガラス革は長年使うことは難しい

ガラスレザーという革の取説(特性・お手入れ方法・見分け方など) | 革靴ジャーナル. | 革靴や靴磨きを発信するwebメディア

出典:https://kusumin.com/all_about_glass_leather/

ガラス革は、少ないケアでツヤや光沢を保ち、水にも強いというメリットがありますが、デメリットもあります。

具体的には、ガラス革はレザーの表面に樹脂加工を施しているため、長く使うとヒビ割れをしてしまう恐れがあるのです。

(スムースレザーも手入れを怠ったり、雨などのダメージが蓄積すると、ヒビ割れる恐れがあります。)

 

そのため、25ARはグッドイヤーウェルト製法ではありますが、修理しながら10年以上使うことは難しいと考えられます。

またガラスはスムース革と比較すると、経年変化もあまりありません。

靴磨きの手間が掛かっても良いから、靴を育ててエイジングを楽しみたいという方には不向きだといえます。

現在はショートノーズで、丸みのあるシルエットが主流

英国靴の定番品 | オールマイティーに活躍するチャーチのプレーントゥ“シャノン” | BRITISH MADE

出典:ブリティッシュメイドHP

現在は細身でロングノーズの靴よりも、丸みを帯びたシルエットのショートノーズの靴の方が人気です。

ビジネスのカジュアル化が進む中で、オン・オフ兼用で使えるような靴の人気が高まり続けています。

 

一方でロングノーズの靴は、現在も不動産の営業職といった人たちからは厚い支持を受けています。

内羽根ストレートチップは、最もドレス度が高いデザインで、もとよりオン・オフ兼用で使うことは想定されていないシューズです。

また着こなしもスーツに合わせて履くことが中心となるので、ショートノーズが主流とはいえ、黒の内羽根ストレートチップに関しては自分の感性で選ぶことが◯です。

 

315Rとの違い

315R

リーガル 靴 メンズ ストレートチップ REGAL ビジネス...|靴のリード【ポンパレモール】

出典:https://store.ponparemall.com/lead/goods/regal-315r/

315Rはリーガルの中でも、とても人気が高いの定番ストレートチップシューズです。

315Rと25ARは似た部分が多くあリます。

 

まずは、ラスト(木型)が315Rと25ARは同一のものを使っています。

つまり、シルエットやサイズ感に感じては、この二つのシューズは全く一緒ということになります。

 

ソールも半カラス仕上げに見立てたラバーソールとなっています。

通常のヒールよりも約5mm高い、ハイリフト仕様な点も一緒です。

ここまでの説明の通り、両シューズはかなり似ているということがお分かりになったと思います。

 

逆に違う点については2点です。

1つはアッパー素材で、315Rはガラスレザーなのに対して、25ARにはつま先と踵部にはスクラッチタフレザーを採用しています。

2つ目は価格で、315Rの定価が34,100円(税込)に対して、25ARの定価は35,200円(税込)です。

総括すると、スクラッチタフレザーを配している分、25ARが少し価格が高いという違いとなっています。

25ARの評価・口コミ

最後に25ARの評価や口コミについてまとめました。

サイズ感などの参考にしてみて下さい。

肯定的な口コミ

50代/男性

やっぱりREGALに限る

REGALは長年725Rを愛用していましたが、今回はインソールの綺麗なパープルカラーに惹かれてこちらを購入。原型は315との事で形状も気に入り、スクラッチタフレザーで傷が付きにくい仕様と言うのも選択の理由でした。

出典:楽天HP


20代/男性

普段よりワンサイズ小さい靴でピッタリでした。

出典:楽天HP


50代/男性

自分用に

はきやすいです。普段と同じサイズを買いましたが、問題ありませんでした。

出典:楽天HP


男性   サイズ:26.5cm

カッコイイです

普段27.5から28で、adidasやNIKE28を履いていて、
26と26.5で迷っていたのですが、お店で試しばきした時に26だと横幅が少しきつかったので、26.5を購入。
少しゆるいですが、良かったです!
お店の対応も丁寧でした。

出典:アマゾンHP


男性 サイズ:24.5cm

底面のパープルが渋くてお気に入り

せがれの結婚式用に購入しました。
最後まで315Rと迷ったのですが、傷が付きにくいスクラッチタフレザーと底面のパープル色に引かれ購入を決定しました。
サイズは24.5cmです。丁度良かったです。他のリーガルも全て24.5cmです。スニーカーはアディダスだと25.5cmを履いています。
背が低いので、何気に5mmハイリフトも気に入っています。たった5mm、されど5mm(笑)。

出典:アマゾンHP


男性 サイズ:26.5cm

感触

サイズはミズノのシューズでは27.5ですがリーガルのシューズでは26.5で合います。この靴はつま先が尖がっている感じですので、そういう体系とスーツに合わせないとバランスが悪いように思います。
キズを修復してくれる、とありますが一定以上のダメージは無効です。このコーティングの仕上がり特有なのか革の高級な風合いは感じませんが磨くと艶が良く出る素材です。
履き心地は踵が少し高く感じますが若干、クッションが良く個人的には良く感じました。
履き下ろし初日も違和感なく過ごせました。

出典:アマゾンHP

否定的な口コミ

男性 サイズ:25.0cm
先のとがった靴です。先のとがらない普通の靴を作ってほしい

なぜ先のとがった靴ばかりなのでしょう? 以前は普通の形の靴が多かったと思いますが。
靴が古くなり、しょうがないので買い換えました。5点満点の2点程度です。

出典:アマゾンHP


男性 サイズ:25.0cm
5つ星のうち2.0 私の足には合いましたが、チョット……?

サイズはOKでした。手入れはしてますが、買って1年たたないうちに外側の皮がひび割れてきてます。思ったより質は?です。

出典:アマゾンHP


30代/男性

お店で買うよりかなり安く手に入れられたので満足です。わかってはいたけど、ちょっとテカテカで派手かも。

出典:楽天HP

まとめ

25ARは細身のロングノーズのシルエットで、つま先の形はチゼルトゥのストレートチップ
通常のヒールよりも約5mm高い、ハイリフト仕様
傷のつきやすいつま先と踵が、スクラッチタフレザーとなっている
315Rは25ARはラスト(木型)が一緒
関連記事

スコッチグレインの革靴の概要 ブランド :スコッチグレイン デザイン :ストレートチップ モデル名 :I8020 アッパー :国産カーフ ソール  :革底(ヒール+つま先はラバー) 製法   :グッドイヤーウェルト製法 サ[…]

関連記事

リーガルは多くのモデルを展開する、日本を代表する老舗革靴ブランドです。 その中でも、冠婚葬祭やビジネス用途で欠かせないストレートチップは多くのモデルが販売されています。 今記事ではビジネスシューズとして、人気の高い725Rのメリ[…]

最新情報をチェックしよう!