レッドウィングは誰もが知っているといっても過言ではないワークブーツの定番ブランドです。
1980年代後半から1990年代前半の「渋カジブーム」では、レッドウィングは足元に欠かせないブランドとして人気を集めました。
しかし、時は流れ老いも若きもスニーカーが足元の定番シューズとして定着しています。
では、レッドウィングは既に時代遅れのブーツブランドとなってしまったのか…。
今記事では、その疑問への回答解説と今こそ履きたい5モデルをご紹介します。
今記事を読むことで、ファッション視点からの日本でのレッドウィングの歴史についても分かるようになりますのでぜひ最後まで読んでみてください。
ファッション視点からの日本でのレッドウィングの歴史
出典:レッドウィング公式HP
レッドウィングは時代遅れなのかという回答解説の前に、日本におけるファッション視点でのレッドウィングの歴史を振り返ってみましょう。
まず、レッドウィングはアメリカは1905年にミネソタ州で創業したワークブーツブランドです。
100年以上の歴史を持ち、多くのブーツブランドは安く生産することができる海外に生産拠点を移す中、未だにアメリカの自社工場で生産を行なっています。
日本へは1970年代に上陸されたとされています。
出典:https://ameblo.jp/keip47/entry-12693459461.html
それから1980年代後半から1990年代前半に「渋カジブーム」が到来し、エンジニアブーツが流行し人気に火がつきます。
このときはレザージャケットやフライトジャケットといった男らしい雰囲気の着こなしに、エンジニアブーツがマッチし流行しました。
出典:楽天HP
その後1990年代半ばには、アイリッシュセッターが大流行します。
アイリッシュセッターはハードなアッパーデザインに対して、軽く、衝撃吸収性に優れたクッションクレープソールを採用することで、柔らかい履き心地を実現しました。
この時期にレッドウィングは国内で最盛期の人気を獲得します。
2000年代からはスニーカーがメインストリームとなっていきますが、レッドウィングは定番のブーツブランドとして日本で愛されます。
次章からはレッドウィングは時代遅れなのかという疑問への回答解説を行なっていきます。
レッドウィングは時代遅れなのか!?
まず結論から、レッドウィングは時代遅れなのかという疑問への回答をすると「ワークブーツの代名詞的な定番ブランドであるため、流行り廃りなく愛用することができる。そのため時代遅れか気にする必要はない」です。
レッドウィングは定番ブランドとしての地位を確立しており、ファッションアイテムとしての地位を確立しているため、時代遅れかどうかを過度に気にする必要はありません。
確かに上述したように、レッドウィングが全盛の人気を誇ったのは90年代で、その時期と比較すると人気が高まっているとはいえません。
しかし、一時的な人気に留まらず、品質の高さやアメリカ生産を貫く姿勢が日本国内で好感を受け、定番ブランドとしての地位を確立しました。
そのため、レッドウィング熱が高まった時期に青春期を迎えた人たちだけでなく、若い層の人気の裾野も広げており、幅広い年齢層から愛用されています。
出典:https://www.2ndstreet.jp/knowbrand/feature/redwing/
またスニーカーブームが落ち着いてきた影響で、レザーシューズがまたメインストリームとなる可能性があります。
この数年続いたスニーカーブームでは、ナイキのハイテクシューズなどが人気の中心でした。
しかし、これからはスニーカー熱が治まってきた人達の触手がレザーシューズに向けられる可能性が高いです。
既にキレイめなクラークスのワラビーは、ここ1、2年ブームとなっています。
ここからはハードな雰囲気のワークブーツも人気が高まっていく可能性があります。
レッドウィングが気になっている人は、これからのファッションの潮流的にもおすすめです。
今こそ履きたいレッドウィングのモデル5選
前章ではレッドウィングは流行り廃りを気にする必要がないとの結論を書きました。
しかし、大人がレッドウィングを履く上でおしゃれにコーデに取り入れる上で気をつけた方が良いことはあります。
それは定番色であるオラセット(赤茶)や、ゴールドラセット(明るい茶)はカジュアル感の強すぎる色味のため、落ち着いた色を選ぶ方がおすすめです。
出典:https://forzastyle.com/articles/-/49703
上の画像でも右のオラセット(赤茶)のブーツよりも、左のブラックのブーツの方が落ち着いた雰囲気であることが分かります。
シューズ単体で見ると、色味が明るい方がおしゃれに見えることが多いですが、コーデで使うには落ち着いた色味の方が汎用的に使えます。
コーデでも見てみましょう。
チノパンにTシャツというアメカジの代表的なコーデですが、全体的にカジュアルに寄っています。
足元にレザーブーツをもってくることで、ドレス感を加えていますが、オラセット(赤茶)カラーのためカジュアルな印象です。
出典:WEAR
対して、上の画像は同じくジーンズにホワイトTシャツというシンプルなコーデですが、ブラックブーツがコーデを引き締めています。
このように、大人にはブラックや落ち着いたブラウンカラーの方が大人の着こなしマッチします。
また定番カラーではなく、落ち着いた色味を選ぶことで街で被らず、個性を演出できることもメリットです。
ここからは、これまでの解説を踏まえた“大人にハマる“今こそ履きたいレッドウィング5選をご紹介します。
ぜひモデル選びの参考にしてみてください。
ポストマン
出典:アマゾンHP
ポストマンはラギットなワークブーツのモデルが中心のレッドウィングにおいて、クリーンなデザインが特徴です。
そのためキレイめなコーデにもマッチし、大人の着こなしに合います。
またクッション性があり、履き心地の良いフラットソールも特徴です。
どんな着こなしにも合い、使い勝手の良いドレスシューズライクな靴が欲しい人におすすめです。
ベックマン
出典:アマゾンHP
ベックマンは創業者であるチャールズ・ベックマンの名を冠した定番モデルです。
ベックマンもクリーンなデザインが特徴のブーツで、今こそ履きたいブーツとなっています。
ラギットなアメカジコーデから、キレイめカジュアルな雰囲気にも合います。
汎用性の高いブーツが欲しい人におすすめです。
アイリッシュセッター
出典:アマゾンHP
アイリッシュセッターはレッドウィングを代表するモデルです。
定番モデルなだけに流行り廃りがなく愛用することができます。
チェリーレッドが人気カラーですが、ブラックカラーの方がより大人っぽく履きこなすことができます。
レッドウィングの一足目としてもおすすめです。
ワークチャッカブーツ
出典:アマゾンHP
チャッカブーツはブーツでありながら、ビジネスシーンにも使用されることがドレッシーなデザインです。
ワークチャッカブーツは、チャッカブーツの持つドレス感を抑えて、ガシガシ履き込むことができるような仕様となっています。
キレイめなワークブーツが欲しい人におすすめです。
ロメオ
出典:アマゾンHP
ロメオはショート丈のサイドゴアブーツです。
ショート丈なので、普通のサイドゴアブーツよりも着脱が楽でスニーカーライクに履きこなすことができます。
レッドウィングらしからぬミニマムで、上品なショート丈のブーツが欲しい人におすすめです。
まとめ
アメカジはメンズファッションの中でも、人気のあるスタイルです。 そんなアメカジスタイルに欠かせないのがワークブーツ。 更にアメリカのワークブークブランドといえばレッドウィングというイメージが強いのではないでしょうか。 レッ[…]
レッドウィングはワークブーツの雄として日本でも人気の高いブランドです。 今だにアメリカでの生産に拘り、多くの工程で職人による手作業で一足一足丁寧に作られています。 多くの国がコストの安い外[…]