レイマーという革靴ブランドをご存知でしょうか。
レイマーは1万円台後半~3万円前半という価格帯別ながら、ヨーロッパの1流ブランド顔負けの本格靴をつくる日本のブランドです。
そのコストパフォーマンスの高さは、革靴好きほど驚くはずです。
今記事は革靴が欲しくてヨーロッパまで買いに行った革靴オタクが、レイマーの魅力と購入方法・試着について解説します。
レイマーとは
出典:レイマーHP
引用:レイマーHP
レイマーの価格破壊スペックをご紹介
出典:レイマーHP
レイマーの魅力についてご紹介します。
参考までに画像の手縫いモカUチップの価格は28,500円(税込)です。
海外の高級靴ブランドのようなオーラを放っています。
一流タンナーの皮革
アノネイのカーフ、ホーウィン社のシボ革、チャールズ・F・ステッド社のスエードなど一流タンナーの皮革を使用しています。
グッドイヤーウエルテッド製法のような靴底を張り替える修理が可能な製法の靴でも、アッパー(甲革)が良いコンディションを保っていないと、1万円以上を出してオールソールの修理をする甲斐がありません。
修理をしながら10年以上使いたいなら、アッパー(甲革)の革質は履き心地も左右する重要な要素になります。
ハンドソーンウェルテッド製法
アッパー(甲革)と靴底を手縫いにより縫い付けるハンドソーンウェルテッド製法を採用しています。
ハンドソーンウェルテッド製法の靴は返りが良く、履き始めから履き心地が良いことが特徴です。
通常10万円を超すような最高級ブランドが採用する製法です。
ヒドゥンチャネル仕立て(半カラス)
出典:レイマーHP
通常U5万円以下の革靴はオープンチャネルという縫い糸が見える状態ですが、レイマーは縫い糸が見えない処理を施したヒドゥンチャネル仕立てです。
こちらも通常は10万円を超すような最高級ブランドが採用する仕様です。
(レザーソールについての情報は下記記事にまとめています。)
革靴好きにはたまらない拘り
出典:レイマーHP
レイマーの靴は靴好きを唸らせる拘りが詰まっています。
例を挙げるとソールの底に向かって絞られた形になり、後ろ姿に色気を感じるピッチドヒール。
エドワードグリーンなどの高級靴ブランドではお馴染みである、モデル名や製造年などが記載される「小窓」(画像のインソール部分)の仕様などがあります。
これらの仕様は靴が好きな人ではないとなかなか気付かないものですが、だからこそU3万円の価格で作り込まれているレイマーの靴に靴好きは唸ってしまうのです。
顧客参加型の商品開発
顧客との交流を直接商品開発に活かす「REVO 」というユニークな取り組みを行っています。
「REVO 」の掲示板に次回生産をする靴のデザインを募集して、採用となったデザインは実際に製品化するというものです。
応募をしている人たちの絵の上手さと、斬新なデザインは見るだけでも面白いのでぜひ過去ログをぜひ見てみて下さい。
またこの取り組みは面白いだけでなく、人気の高いデザインを商品を製品化することで売れ残りのリスクを抑える、コスト削減にも繋がる取り組みです。
レイマーがコスパ最高の理由・デメリット
レイマーがコスパが最高の理由と、レイマーのデメリットについて解説します。
レイマーがコスパ最高の理由
レイマーが価格破壊と言えるほどコスパが良いには大きく2つ理由があります。
・人件費の安い中国の工場で生産している
また商品企画から発送までの作業を、創業者の大石氏が一人ですることで人件費を極限に抑えています。
このように、人件費と中間コストを削減した分を製品にコストオンしているのです。
レイマーのデメリット
ここまでレイマーの良い部分のみを書いてきましたが、デメリットについても書いておきます。
販路がネットのみ
販路がネットのみなので、ネッショッピングを普段しない人にとってはハードルが高くなります。
また靴は試着してからでないと購入は難しいということは常識です。
試着に関しては、レイマー独自で「アシーレ」という試着に近い経験ができるアイテムを用意していますが、ネットで革靴を買った経験のない方にはやはり店舗での購入の方が快適だと感じると思います。
人気で手に入れることが難しくなっている
レイマーはその人気から近年は入手が困難になってきています。
年間の生産数は商品の質を保つためにも2,000足ほどに抑えられており、生産が拡大する予定は現在ないとのこと。
国内での出荷などに掛かる人件費も各段に抑えているからこそ実現できている価格なので、これは仕方のないことのように思われますね。
レイマーの購入方法・試着方法
レイマーの購入方法
レイマーも購入方法は、ヤフーショッピングのネット購入のみです。
ネットショップは不安という方も多いですが、事前にサイズに関してサイトを通じて相談に乗ってもらえたり、サイズ交換にも応じてもらえるようです。
普段、リーガル25.0、クロケットジョーンズ6.5、チャーチ6で丁度いいサイズ感です。
購入前にアシーレでサイズ確認(25.0)したところ、ハーフサイズ上でも良さそうだったので25.5を注文しましたが、やや緩めだったためサイズ感等を相談させて頂いたところ、本当に丁寧に対応して頂けました(最終的に商品交換して頂きました)。
商品は革が非常に柔らかくすぐに足に馴染み大変満足しています。グッドイヤーの商品でこの品質・価格は凄い。
靴を通販で買う時に不安な点はアシーレのサービスと大石さんのアドバイスで解決できます。
raymarこそお値段以上です。
レイマーの試着方法
アシーレ
出典:WWD
画像の「アシーレ」というフィッティングツールがあります。
これを購入前に送ってもらい事前に大体のサイズ感をつかむことができます。
口コミの記載にもある通り、アシーレとメールでの相談でサイズ交換もなくマイサイズを購入できている人が多いようです。
試着会
年に数回、都内を中心に試着会を開催しています。
そのときにマイサイズを確認しておけば安心して購入することができますね。
試着会では正規品は購入することはできませんが、リジェクト品の販売を行っている場合もあるようです。
元々かなりコスパの高いレイマーが更にお値打ち価格で手に入れることができるチャンスですね!
試着会についての情報はレイマーの公式ブログで分かるのでチェックしてみて下さい。
まとめ
・ヒドゥンチャネル仕立て(半カラス)や、ピッチドヒールなど靴好きが嬉しくなる仕様で作り込まれている
・レイマーがコスパが良い理由は人件費と中間コストを削減しているから
・購入方法はヤフーショッピングからのネット購入のみ
・サイズ感を確かめたい場合は、「アシーレ」の活用か試着会に行く
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