今記事では革靴好きの目線から、女性に大事に履いてもらいたい一生ものの革靴ブランドから、比較的手を出しやすいコスパの良いブランドまでを網羅してまとめています。
今記事を読むことで、革靴に詳しくない人でも自分に合ったおすすめの革靴ブランドが分かります。
靴はファッションにおいて最重要なポイントの一つです。
着こなしをドレスアップする革靴はレディースコーデにおいても活躍するアイテムなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
革靴の値段による違い
価格帯別におすすめの革靴ブランドを紹介する前に、革靴の値段による違いについて解説します。
革靴の値段による違いは、素材・作り・製法です。
素材や作りはイメージしやすいと思います。
高い方が高品質な革を使い、作りも丁寧に作られています。
出典:https://www.spica-inc.jp/useful/shoes-glossary/16231/
製法も高級なシューズになると、一般的なシューズに採用されている靴底とアッパーを接着するだけのセメント製法ではなく、マッケイ製法やグッドイヤーウェルト製法といった製法が用いられるようになります。
これらの製法は靴底を張り替えることができ、アッパーに大きな損傷がなければ、修理をしながら10年、20年と愛用することができます。
また、高級な革靴ほど足の形に沿ったフィット感の高いラスト(木型)を使っていることが多く、自分の足形に合ったラスト(木型)は極上のフィット感を与えてくれます。
ただ、全ての人にとって10万円を超えるような高級な革靴がベストな選択肢であるわけではないです。
高級な革靴に使われている革は、見るだけでも飽きないほど綺麗ですが、その分繊細で強度は強くなく、ケアも必要です。
靴底の張り替えも、安くても1.5万円以上はしてしまいます。
そのため、高級と言われる革靴は、ローテーションする靴が既に数足あり、ケアの道具や知識を持っている人におすすめです。
始めての一足としては、高級すぎる靴よりも、気にせずガシガシ履けるものが良いでしょう。
次章から価格帯別におすすめのレディース革靴について紹介していきます。
使うシーンや、予算によって自分にぴったりなものがあるはずなので、ぜひチェックしてみてください。
U-3万円以下の価格帯
まずは革靴としては比較的コストパフォーマンスの高い3万円以下で購入できる革靴ブランドとモデルをご紹介します。
3万円以下の価格帯でも決して安っぽく見えない、“高見え“シューズをばかりなので、初めての革靴としてもおすすめです。
HARUTA(ハルタ)
出典:アマゾンHP
ハルタといえば、高校生が履くローファーのブランドというイメージがありますが、大人にマッチする革靴も多く展開しています。
一万円以下というコストパフォーマンスの高さで、しっかりとした作りの革靴が欲しい人には間違いないブランドです。
写真はキルトタッセルがデザインのアクセントとなっているタッセルローファーです。
定番のコインローファーよりもデザインがある分、華やかな印象を受けます。
もちろん、定番のコインローファーも使い勝手抜群でおすすめです。
KLEMAN(クレマン)
Clarks(クラークス)
出典:アマゾンHP
クラークスはドレスシューズの名門が多い英国ブランドでありながら、カジュアルレザーシューズが人気のブランドです。
スエードレザーに、柔らかいクレープソールの組み合わせが定番で、「デザートブーツ」や、「ナタリー」といった名作が知られています。
写真の「ワラビー」は50年以上のロングセラーを誇りながらも、近年ブームとなっている“旬“なモデルです。
その魅力は、カジュアルなデザインとレザーシューズ特有の上品さを併せ持った中庸さで、幅広い着こなしに合います。
柔らかい履き心地のため、スニーカーからの乗り換えとしてもおすすめのブランドです。
U-5万円以下の価格帯
3万円を超える価格帯となっていくると、一般的には高級といわれる価格帯となってくると思います。
ここでは、マーチンやリーガルといったよく知られた有名ブランドがメインゾーンとなります。
日常使いで活躍する“ちょっと高級なブランド“を3選紹介します。
DR. MARTENS(ドクターマーチン)
出典:アマゾンHP
ドクターマーチンはレディース・メンズともに人気がある、定番のブーツブランドです。
ロックミュージシャンに愛されるブーツというイメージが強いですが、元々はワークブーツとして使われていた為、頑丈な作りです。
定番モデルの「8ホールブーツ」は、クリーンなアッパーデザインと、イエローステッチによる適度なカジュアル感が絶妙な塩梅で、ロングセラーを誇っています。
また、ドクターマーチンの象徴であるエアクッションソールは快適な履き心地と、足元のボリューム感を提供してくれています。
秋冬に活躍する、カジュアルブーツの定番が気になる人におすすめです。
REGAL(リーガル)
出典:アマゾンHP
リーガルは日本を代表する革靴ブランドです。
ビジネスシューズのイメージが強いですが、ドレスシューズからスニーカーまで幅広いシューズを展開しています。
中でも、ロングセラー商品はアメリカンクラシックを感じるモデルが多く、クラシカルな雰囲気が魅力です。
サドルシューズの「2051」も、50年以上販売されるロングセラーモデルとなっています。
19世紀にイギリスで誕生したとされるサドルシューズは、アメリカでは学生靴として女性に人気を集めました。
カラフルでカジュアルなデザインは、現在も女性から人気を集めています。
アメカジコーデなどにマッチするクラシカルなオックスフォードシューズが欲しい人におすすめです。
Blundstone(ブランドストーン)
出典:アマゾンHP
ブランドストーンは1870年にオーストラリアで創業した、ワークブーツブランドです。
ワークブーツならではのタフさと軽量さ、衝撃吸収性に優れたインソールを搭載した履き心地が魅力です。
丸みを帯びたフォルムで、カジュアルコーデに合わせやすくなっています。
ファッションアイテムとしてだけでなく、雨の日のレインブーツとしても活躍します。
また、庭仕事からちょっとしたアウトドアでも使えるので、使い勝手は抜群です。
U-10万円以下の価格帯
5万円以上の価格帯となると、高級ゾーンといえますね。
エンダースキーマといったデザイナーブランドや、欧州の人気高級ブランドも名を連ねます。
Hender Scheme(エンダースキーマ)
エンダースキーマというデザイナーズブランドを知っていますか? 上質な革素材を使いながら、他のブランドにはデザイン性で人気のブランドです。 今記事ではエンダースキーマの革靴について、特徴やお[…]
SANDERS(サンダース)
Paraboot(パラブーツ)
出典:アマゾンHP
パラブーツは本格革靴ながら、高い機能性と快適な履き心地が人気のブランドです。
創業当初はアルピニスト(登山者)に向けた、登山靴を作成しており、堅牢な「ノルウェージャン製法」を採用しています。
シャンボードはUチップを代表する名作モデルとして、高い人気を誇っています。
アッパーのリスレザーは、オイルを多く含むことで防水性が高く、革の宝石と呼ばれています。
また、自社工場で生産しているエアクッション入りの「パラテックス」は、クッション性の高い履き心地です。
フランスの本格革靴ブランドが作る、快適なレザーシューズが欲しい人におすすめです。
10万円超えの価格帯
10万円超えとなると、一流の高級ブランドとなります。
一生物といえる品質と、ブランドヒストリーを持つ3ブランドを紹介します。
Tricker’s(トリッカーズ)
出典:アマゾンHP
トリッカーズは革靴の聖地として名高い、イギリス・ノーサンプトンの名門革靴ブランドです。
カントリーブーツの代表的なブランドとして有名で、英国王室からロイヤルワラント(王室御用達の紋章)を授かっています。
一人の職人が、全ての工程を担当するベンチメイド製法を採用しています。
ブランドの顔であるカントリーブーツは、無骨な雰囲気ながら、セットアップにも合わせられる上品さが魅力です。
履き心地は見た目通りタフで、慣れるまでは大変です。
しかし、何度も履いて足に馴染むと、スニーカーとはまた違った、革靴でしか得ることのできないフィット感を得られます。
一生ものの、タフなカントリーブーツが欲しい人におすすめです。
Church’s(チャーチ)
出典:アマゾンHP
チャーチもトリッカーズと同様に、ノーサンプトンを代表するイギリスの名門革靴ブランドです。
ノーサンプトンの革靴ブランドの中では、早くから日本へ上陸し、イギリスの名門革靴=チャーチという時代もありました。
2000年にハイブランドのチャーチに買収され、モードなエッセンスが加わりました。
ISADORAは、トラッド感溢れるスタッド メダリオンがデザインのアクセントとなっています。
ヒールも普通の革靴よりも高く設定されています。
モードでハイエンドな雰囲気のシューズが欲しい人におすすめです。
J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)
出典:https://item.rakuten.co.jp/auc-marks-run/341122174/
ジェイエムウエストンはフランスを代表する高級革靴ブランドです。
1968年にパリで起きた学生運動のさいには、父親の靴を“ジーンズ姿に素足でローファーを履く”ことで、既存の社会的規範への反抗を示しました。
ローファーの「180」はフレンチローファーを代表するデザインです。
カモメのシルエットの様にカットされたストラップが上品な雰囲気となっています。
アッパーに使用される革は、エルメスにも皮革を提供するデュプイ社の最上級カーフが使われています。
更にワイズはA〜Fまで用意してあるので、オーダーメイドのように自分にぴったりのサイズを選ぶことができます。
一生ものの高級ローファーが欲しい人におすすめです。
J.M.WESTON ジェイエムウエストン ローファー Signature loafer #180 1282FRK1801F Dワイズ レディース シグニチャー ソフトカーフ 靴 White
まとめ
比較的手頃に買うことができる革靴から、一生ものの高級革靴まで幅広くご紹介しました。
着こなしをドレスアップする革靴は、レディースコーデにもおすすめなので、ぜひ取り入れてみてください。
革靴は製法によっては修理をしながら10年以上愛用することができるので、愛着を持てるアイテムを、長く愛用したいと思っている人には魅力的です。
長く愛用するためには、定期的なケアとシューツリーを入れて管理することがおすすめです。
Dr.Martens(ドクターマーチン)はイギリスのカジュアルブーツの代表格として知られています。 黄色いステッチに、厚みのあるエアクッションソールが、レザーブーツに適度なカジュアル感を与え私服にマッチします。 […]
ムーンスターは1873年に創業以来、久留米の自社工場を中心に幅広いシューズを作り続けてきたブランドです。 ムーンスターのスニーカーを履いたことはなくても、学校の上履きや、作業用のシューズなどは履いた経験があるという方も多いかと思います[…]