今記事ではケンフォードのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
またリーガルとの違いや評判、おすすめモデルについてもまとめています。
今記事を読むことで、短時間でケンフォードについて理解することができますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ケンフォードとは
出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/precios/ftk-kn72ac5.html
ケンフォードは1986年に、リーガルの品質や履き心地を正統に受け継ぎながら、程よくトレンドを取り入れたデザインを、リーズナブルなプライスで展開するというコンセプトのもと、リーガルの「弟分」ブランドとして誕生しました。
そのコンセプト通り、コストパフォーマンスの高さと、機能性の高さで多くのビジネスマンから支持をされています。
今記事ではケンフォードとリーガルの違い、おすすめの人・おすすめできない人、モデル紹介の順番で解説しています。
ケンフォードとリーガルの違い
出典:https://www.g-foot.jp/brands/kenford
ケンフォードとリーガルの一番の違いは、ケンフォードはセメント製法という比較的簡素な作りの革靴を主に展開しているのに対し、リーガルは素材・製法・ラスト(木型)に拘った本格革靴のモデルを一部展開していることです。
具体的にはセメント製法は、アッパーと靴底を圧着させた簡素作りです。
対して、リーガルのハイエンドモデルにグッドイヤーウェルト製法が採用されています。
グッドイヤーウェルト製法は靴底の張り替え修理ができ、かつ履き始めは硬いですが、履き慣れにつれて靴底のコルクが足の形に沿って沈み込みフィット感が高まります。
また作りの他にも、アッパー素材にも違いがあります。
ケンフォードではアッパーは主にガラスレザーが用いられることが多いです。
ガラスレザーは雨に強く、簡単なケアでツヤが保てますが、本革の高級感や経年変化を得られないことがデメリットです。
対して、リーガルのハイエンドは高品質な皮革を使っています。
ただリーガルブランドでもセメント製法の靴もあり、一概にリーガルブランドだから上で、ケンフォードだから靴として下ということはありません。
場合によっては、同じような品質でもケンフォードの方が、お得に手に入れることができるモデルもあるかと思います。
まとめると、日常的にガシガシ履いていきたいという人はケンフォード、靴が好き・本格靴を修理してケアしながら何年も使っていきたいという人はリーガルがおすすめです。
ケンフォードがおすすめなのはこんな人
ケンフォードがおすすめの人は以下になります。
・“ちゃんと見える“コストパフォーマンスの良い革靴が欲しい人
・実用性の高さを重視する人
・試着をしてから購入をしたい人
上から順番に解説していきます。
“ちゃんと見える“コストパフォーマンスの良い革靴が欲しい人
出典:https://crosset.onward.co.jp/items/319_KP11AJ
ケンフォードは1万円中盤〜2万円の価格帯で、革靴としてはリーズナブルな部類です。
しかし、GUや量販店などには1万円を切る価格の革靴は多くあります。
そのような中で、あえてケンフォードを選ぶ理由としては、ケンフォードは“ちゃんと見える“のにリーズナブルだからです。
特に、ビジネスシューズはビジネス相手に対して、しっかりとした身なりをしていることを印象付けることが重要です。
ケンフォードは老舗革靴ブランドであるリーガルの弟分のブランドだけあり、ビジネスシューズとして使える品格を備えています。
実用性の高さを重視する人
ケンフォードの革靴は実用性が高いことが特徴です。
具体的には、雨でも履けるラバーソール仕様であったり、アッパーには最低限のケアでツヤが保てる素材(ガラスレザー)が用いられているモデルが多いです。
これは、日常生活やビジネスシーンで使いやすい革靴を追求した結果だと考えられます。
そのため、天候関係なく履けて、“ちゃんと見えるビジネスシューズ“をコストパフォーマンス良く手に入れたい方に向いています。
試着をしてから購入をしたい人
革靴はラスト(木型)が足に合うかどうかが、特に重要な靴です。
そのため買う前の試着はマストです。
その点については、ケンフォードは百貨店から、量販店にも置いてあるので試着がしやすいブランドです。
ブランドによっては、都内などにしか取り扱い店がなく、試着が難しいものもあるので、試着がしやすいということは大きなメリットです。
ケンフォードをおすすめしない人
ケンフォードをおすすめしない人は以下になります。
・長く使ってエイジングを楽しんでいきたい人
・ファッションは人と被りたくない人
上から順番に解説していきます。
長く使ってエイジングを楽しんでいきたい人
ケンフォートは実用性の高さがメリットですが、修理しながら10年以上愛用していくことは難しいシューズです。
理由としては、セメント製法を採用しているので、オールソールなどソールの修理を行うこと自体ができない製法だからです。
また、アッパーには防水性とツヤを施すための樹脂加工を施しているモデルが多く、そういった加工をした革は、長年使うとひび割れがでてきてしまいます。
そのため、ケンフォードは実用性は高いですが、エイジングを楽しみながら長年履いていくことは難しいと理解した上で購入した方が良いです。
ファッションは人と被りたくない人
ケンフォードはビジネスマン中心に幅広い層から支持されているブランドなので、会社内などで被るということは多いでしょう。
ただスニーカーと違い、アッパーにロゴがデザインされている訳ではないので、靴を脱がない限りは被りに気づくことは、ほぼないかと思います。
しかし、皆が履いていないブランドの革靴を履いて、足元から存在感を出していきたいと考えている方は、もっとニッチなブランドから選ぶと良いでしょう。
ケンフォードの靴の評判
以下でケンフォードの靴の評判についてまとめています。
ぜひサイズ感などの参考にしてみてください。
オススメです
形がとてもキレイで、自分のような幅広甲高の足には脱ぎはぎしやすく、気にいってます。かれこれ10年以上は買い換えながら履き続けています。
補足…
外回りの営業職です。
KB47とKB48を交互に履いています 。
自分的には約2年で寿命と考えて、2年ごとに新しく買い換えています。(実際にはもっと長く履けると思いますが、カカトの内側が破れてくるので、寿命と割り切っています。)
仕事柄、一般住宅に訪問し靴を脱ぎはぎしますが、あえて有名ブランドの弟ブランドといった立ち位置が謙虚な印象を与えるので、お客様へは好印象です(販売価格も兄貴ブランドの3分の2位なので、私のような地方在住の庶民には無理なく購入できます)。
多分この先定年まで履き続けるでしょう。
出典:アマゾンHP
評判通り
以前はリーガルを履いており、その後は比較的安い靴を履いていましたが、やはり劣化が早く、やや良いものをと思い、今回初めてケンフォードを購入しました。普段は26か25.5センチですが、25センチでピッタリでした。履いた感じがよく、程よい高級感と気にならない程度のコツコツ音がして、革靴を履いているという実感があります。2足で履き替えていますので、もう1足もケンフォードを購入しようと思います。
出典:アマゾンHP
大満足。革靴を消耗品と考えるなら最高の品
スニーカーより1-1.5cm小さいサイズでちょうど。 丁寧な作りで良い品だと思う。 3Eとワイドサイズだが、見た目はスマート。 日本製なので安心な気がする。
出典:楽天HP
値段相応に感じます。
踵が固くて靴擦れするし、見た目は安っぽい気がします…(サンダースのガラスレザーと比べてしまうからかもしれませんが…)
もう買うことはないと思います…
出典:アマゾンHP
大きい
綺麗な形だと思いますが、ほんの少しだけイメージと異なりました。甲の部分の面積が少し広い。ストレートチップならもう少し綺麗だったと思う。サイズは普段ナイキのスニーカーで29cmでぴったりですが、今回27.5cmを選択し、0.5-1.0cm小さくても良かったと感じます。
出典:アマゾンHP
評判をまとめると、ケンフォードの靴は仕事用にガシガシ履くビジネスシューズとして買う人が多かったです。
また日本人の足に合わせて作られていながら、見た目はスマートであることがメリットとして挙げられていました。
逆に、レザーの質などが安っぽいと感じてしまう人もいました。
サイズ感は普段履いている靴よりも小さめなサイズがちょうど良いという声が多かったです。
ただ革靴のサイズ感は同じブランドであっても変わることがあるため、ネットで購入する場合でも事前に試着することをおすすめします。
ケンフォードのおすすめモデル
ここからはケンフォードのおすすめのモデルについてご紹介します。
KB48
出典:リーガルHP
モデル名:KB48
アッパー:ガラス革
ソール :ラバーソール
製法 :セメント製法
定価 :16,500円(税込)
ケンフォードのブランドコンセプトを体現した、リピーターの多い定番モデルです。
細身のシルエットと、薄いソールとかなりシャープなモデルなので、冠婚葬祭やビジネスシーンに最適です。
オリジナルのミニラグソールはグリップ力に優れていて、履き心地にも拘っています。
デメリットとしては、ドレス度が高いシューズなので、ビジカジ〜カジュアルのようなシーンにはマッチしない点です。
総括すると、スーツにネクタイといった着こなしに最適なドレスシューズが欲しい方におすすめです。
KN72
出典:リーガルHP
モデル名:KN72
アッパー:ガラス革
ソール :ラバーソール
製法 :セメント製法
定価 :16,500円(税込)
KB48と同じく、ドレッシーなストレートチップのモデル。
KB48と違う点は、3Eの幅広設定になっているので、足の幅が広い人にフィットします。
またソールは靴のシャープな印象を損なわないよう、通常よりも薄めのラバー素材を使用したオリジナルソール仕様。
こちらのシューズのデメリットは、KB48同様カジュアルな服装には合わないことです。
総括すると、幅広設定のドレッシーなビジネスシューズが欲しい方におすすめです。
KP20
出典:リーガルHP
モデル名:KP20
アッパー:ガラス革
ソール :ラバーソール
製法 :セメント製法
定価 :16,500円(税込)
クラシックなデザインに拘ったプレーントゥのモデル。
クセのない丸みを帯びたフォルムで、デニムからスーツまで幅広い着こなしと合わせることができます。
1993年からのロングセラーであったK422の後継モデルで、アッパーと中敷の素材を変更し、柔らかい履き心地にアップデートされています。
デメリットをあえて挙げるとすると、 クラシカルなフォルムのため、ロングノーズが好みの人にとっては野暮ったく感じるかもしれません。
総括するとトラディショナルなプレーントゥが欲しい方におすすめです。
KP13
出典:リーガルHP
モデル名:KP13AC
アッパー:ガラス革
ソール :ラバーソールEVA)
製法 :セメント製法
定価 :16,500円(税込)
カジュアル〜ビジカジまで幅広いシーンで使いやすいフレンチテイストなデザインのローファー。
特にカジュアル用途では、スニーカーの代わりに履くだけで、コーデに品の良さを加えてくれます。
かたいイメージのあるローファーを、気軽に履けるよう、ソールは軽量のEVAアウトソールとなっています。
デメリットは、ローファーはカジュアルな革靴なので、冠婚葬祭やビジネスシーンでは合わないことです。
総括すると、主にカジュアルで活躍するオーソドックスなコインローファーが欲しい方におすすめの一足です。
まとめ
ケンフォードのブランド概要から、リーガルとの違い、おすすめできる人とできない人などについて解説していました。
ケンフォードがおすすめな人について、ご理解頂けたかと思います。
もしケンフォードが気になった方は、まずは試着をしてみること良いでしょう。
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