ChatGPTに関するニュースや記事を目にすることが多くなりました。
世間からの注目度も高まり続けており、既にChatGPTを利用したアプリやサービスが多数リリースされています。
今記事では、ChatGPTを生んだOpenAIと、創業者について解説しています。
今記事を読むことで、OpenAIという企業について理解することができますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
そもそもChatGPTとは
まずは軽くChatGPTとは何なのかご説明をします。
ChatGPTはテキスト生成AIです。
その利用方法は非常に幅広く、質問に答えてくれるだけでなく、文章を0から考えてくれたり、自然言語で指示するだけでプログラミングコードを書いてくれたりします。
ChatGPTは今までのAIと比較すると、その利用範囲が比べ物にならないほど広く、汎用的であることが特徴です。
次章では、そんなChatGPTを生み出したOpenAIについて解説します。
OpenAIとは
出典:https://dev.classmethod.jp/articles/about-openai-brand-guidelines/
OpenAIは、人工知能(AI)の研究と開発を行うアメリカの企業です。
2015年にイーロン・マスクやサム・アルトマンを中心とした、技術者や投資家によって設立されました。
設立時の理念として、人類全体の利益になる形で、安全で高度な人工知能を実現することを掲げています。
ChatGPTが無料で使えることも、この理念によるものといえます。
豪華なOpenAI設立メンバーを紹介
世界一のお金持ちとして有名なイーロン・マスクを中心に、OpenAIの設立メンバーは超豪華です。
例えるならば、ビジネス・AI業界のスターが集まったアベンジャーズのような会社です。
そんな豪華すぎる設立メンバーを数人ご紹介します。
イーロン・マスク
出典:https://www.sbbit.jp/article/cont1/49200
イーロン・マスクは、Tesla(テスラ)やSpaceX(スペースX)の創業者としても有名です。
生まれは南アフリカで、大学時代にカナダ、アメリカへ移住しました。
その後、Zip2やPayPal(ペイパル)などの企業を立ち上げ、成功を収めることで起業家として名声を得ました。
当初はOpenAIの設立メンバーの中でも中心的なメンバーでしたが、2018年にOpenAIから離れ、2023年に自ら「TruthGPT」を立ち上げることを発表しました。
サム・アルトマン
出典:https://wired.jp/2015/12/13/sam-altman/
サム・アルトマンは現在OpenAIのCEOを務めています。
経歴としては、スタンフォード大学在学中に、友人の位置情報を共有し合うことができるモバイルアプリ「Loopt(ループト)」を開発し起業します。
Looptを事業売却した資金をもとに、スタートアップへ投資を行うY Combinator(Yコンビネーター)を設立します。
ここでも大成功を収め、AirbnbやDropbox、Redditなど、多くの有名なスタートアップ企業を輩出しました。
2015年からはOpenAIの設立に携わり、2019年からはOpenAIのCEOを務めています。
グレッグ・ブロックマン
出典:https://www.technologyreview.jp/l/52799/greg-brockman/
グレッグ・ブロックマンは現在OpenAIのCTO(最高技術責任者)を務めています。
OpenAIの共同創業者となる前は、フィンテックの代表的な企業であるStripe(ストライプ)のCTOを務めていました。
技術部門のリーダーとして、OpenAIを牽引する存在です。
イリヤ・スツケヴェル
出典:NVIDIAホームページ
イリヤ・スツケヴェルは現在OpenAIの主席研究者を務めています。
ディープラーニングの分野の研究者として著名です。
OpenAIの設立に関わる前は、GoogleのAI開発を行う「Google Brain(グーグル・ブレイン」の上級研究員としても知られています。
OpenAIが提供するChatGPT以外のAIサービス
ChatGPTの登場があまりにもセンセーショナルだった為、OpenAI=ChatGPTというイメージがありますが、ChatGPT以外のAIサービスも展開しています。
以下がChatGPT以外の代表的なサービスとなります。
Codex
CodexはOpenAIが開発した自然言語処理(NLP)モデルで、プログラムのコードを生成することができます。
プログラミング言語のコード生成に特化しており、開発者が自然言語で説明した要求に基づいてコードを生成することができます。
Dactyl
出典:https://gigazine.net/news/20180731-openai-dactyl/
DactylはOpenAIが開発したロボティックス技術で、人間のように物をつかんだり操作したりすることができるロボットアームです。
強化学習アルゴリズムを利用した、ロボットハンドシステムが研究されています。
OpenAI Gym
強化学習アルゴリズムを開発・評価するためのオープンソースのツールキットです。
様々な環境やタスクが提供されており、研究者や開発者が自分のアルゴリズムを簡単に試すことができます。
OpenAI Gymを利用することで、強化学習アルゴリズムの開発が容易になり、研究者が効果的な手法を見つけるための助けとなっています。
OpenAI CLIP
出典:https://gigazine.net/news/20210305-openai-clip/
CLIPは、テキストと画像を同時に学習できる汎用画像分類モデルです。
画像の認識やテキストでの説明など、多様なタスクに対応することができます。
CLIPを利用して、より高度なAIシステムを開発することが可能になります。
マイクロソフトとの関係
出典:https://news.microsoft.com/ja-jp/
アメリカを代表するビッグテック企業であるマイクロソフトとOpenAI社はパートナーシップ関係を結んでいます。
マイクロソフトは2019年から10億ドル(約1.3兆円)という巨額投資を行う代わりに、OpenAI社の技術を優先的に使う権利を得ています。
検索エンジン「Bing」にChatGPTを搭載することで、これまでグーグル一強であった検索エンジンのシェアを奪おうとしています。
また、Officeや Azure製品にもOpenAI社の技術を利用することで、新たなAI機能を次々と搭載する予定となっています。
OpenAI社は非営利会社として設立されましたが、このマイクロソフトとのパートナーシップ関係を締結した2019年に、営利企業の子会社OpenAI LPを設立し、実質的に営利企業となりました。
まとめ
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